お前もやってるだろ!絶対に伝わらない文章と3つの対策!
「伝わる文章」というのが最近の流行にあります。
じゃあ反対に「絶対に伝わらない文章」ってどんな文章なんだろう。
それって伝わる文章を書くカギになるんじゃないのか!?
そう考えた僕は、1週間かけて自分の提出した記事を振り返ってみたんです。
もちろん、「破綻した文章」は論外です。
その結果、文章あるあるというか、ライターあるあるというか、僕あるあるなんですが、やっちゃいガチなミスを見つけました!
それでは、次の文章をご覧ください。
■絶対に伝わらない文章
私は、朝から帽子をかぶった少年の傍にいる。
一見問題が無さそうな文章ですが、良く考えてみると意味がわかりません。
というか、二通りの意味にとれます。
- 私は、「朝から帽子をかぶった少年」の傍にいる
- 私は、朝から「帽子をかぶった少年」の傍にいる
これはあくまで例文ですが、僕自身、こういう文章結構書いちゃってました。
ゴメンね!ごめん!
というかあなたも、自分の文章振り返ってみてください。
手遅れにならないうちに、訂正しないと、僕みたいにめっちゃ恥ずかしい想いしますよ!
■3つの対策
意味がふたつに取れる文章は気づかないうちに結構やりガチなんです。
文法上間違ってないので、さらっとした読み返しや、自動校正ツールではチェック漏れしてしまうのも厄介な点。
そのため、ミスしたらそのまま投稿してしまう可能性も高いです。
そこで、今回3つの対策を見つけてきました。
この対策を意識して書くと、驚くほどミスが減るので、是非参考にしてください。
■句読点を意識する
私は、朝から帽子をかぶった少年の傍にいる。
↓
私は朝から、帽子をかぶった少年の傍にいる。
or
私は、朝から帽子をかぶった少年の、傍にいる。
わかりやすい文章を書く時に、最初に意識するのは句読点です。
大抵の文章読本に、句読点の位置に関する記事が書かれているほどです。
見た目でわかるのが、句読点法の利点ですね。
ただ、やりすぎると逆に見づらくなってしまうので注意です!
■修飾語は、非修飾語のできるだけ近くに置く
私は、朝から帽子をかぶった少年の傍にいる。
↓
私は、帽子をかぶった少年の傍に朝からいる。
or
私は、帽子を朝からかぶった少年の傍にいる。
例文で、キーになる修飾語は「朝から」です。
この「朝から」が「かかる語」は「かぶった」か「いる」ですね。
そのため、「朝から」の位置を、意味が通じるように移動させるのです。
「傍に朝からいる」もしくは「帽子を朝からかぶった」
こうすると、「朝から」がかかる語が自明になりますね。
■文章はできるだけ短く
私は、朝から帽子をかぶった少年の傍にいる。
↓
少年は帽子をかぶっている。
私は、朝から彼の傍にいる。
or
少年は朝から帽子をかぶっている。
私は彼の傍にいる。
簡単に言えば、文章を二つにしてしまうということです。
長ければ長いだけ文章は複雑になります。
たとえ、今回の様に意味が二つに取れない文章だったとしても、読者が誤読してしまうかもしれません。
文章は、できる限り短くするのが、得策でしょう!
■まとめ
この手のミスは、さらっと読み返しただけでは発見しづらいのが難点です。
以上の3つの点を意識して、ミス自体が無いように文章を書いていきましょう!