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薄毛のWebライターが、ライティングのやり方を教えるよ!

誰でも上手に読書感想文が書ける必殺技があった!

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こんにちは。ちもんです。

突然ですが、冬休みです。
長期休みの宿題の定番と言ったら、そう、読書感想文!
僕も、あれ大嫌いだったんですよね。
毎年、最後まで後回しにして最後の日に慌てて本を斜め読み。
あとがきを参考に無理やり完成させていた記憶があります。

 

大人になってからでも、読書感想文を書けと言われて拒否反応を起こす方も多いはず。
まず第一に書き出しからわからないわけですから。
先日の記事で「文章は書き出しさえ書ければ後は何とかなる」と言いましたが、書き出しが書けないんじゃあどうすることもできません。

sbtimon.hatenablog.com

 

また、読んだ本のあらすじを説明するのも一苦労です。
何ページも何ページもある本を読んだんです。
それを数行で説明するとなると、かなりの要約力が必要になるはず。

 

まとめはまとめで大変です。
「面白かった、感動した」でいいならいくらでも書けるんです。
しかし、やれ「そこから何を学んだ」とか「作者の心情」とか訳のわからないことを書かされるのが読書感想文。
丁寧に感想を書けるなら、それでいいんですが、それには文章力が必要です。
ざっと考えただけでも、3つも悩みが浮かんでしまいました。
どうしたらいいでしょうか。

 

読書感想文がスラスラ書ける必殺技!

まずは、書き出しからです。
よく「その本に出会ったきっかけを書きましょう」と言われますが、そんなの無視してください。
だってアレでしょ?どうせ「読書感想文を書くために仕方なく」みたいなきっかけでしょ?
もちろん、素晴らしいきっかけがある人なら是非書くべきでしょう。
その人は読書感想文に拒否反応を起こさないはずですから、すんなり感想文を書けるはずですからね。

で、「出会ったきっかけ」を書かないなら、何を書くべきか。
それは「いいと思った文章の引用」です。

”国境の長いトンネルを抜けるとそこは雪国だった”
これは川端康成の書いた雪国という小説から引用しました。

こんな風な始め方です。
シャレてるでしょ?
コツは、一番いいと思った文章や場面を探しながら読書すること。
そうすることで、頭に本の内容がしっかりと刻まれます。
感想もより書きやすくなるってものです。

ここから、文章を以下の様に発展させてみてください。

 

・引用文は、どんな場面の出来事なのか
・何故その引用文を選んだのか

 

一冊まるごとのあらすじを数行にまとめるのは、とても労力が要ります。
「声に出して読みたい日本語」の斉藤孝さんは「要約とは、肝心なものを残し、そのほかを思い切って「捨てる」こと」と言っています。
数百ページある本から、肝心なものだけを残して、残りを捨てるなんて、読書が苦手な人には酷な話です。

 

感想だってそうです。
数百ページを読み進めていくごとに、わくわくしたり、悲しくなったり、感動したり、怒りを覚えたり、感想も次々と入れ替わっていきます。
それを原稿用紙数枚で説明するなんて、にわかにできるような話ではありません。

 

しかし、引用した場面だけならば、あらすじ書くのもそう大変ではないでしょう。
その部分だけの感想なら、スラスラと書けるはずです。
課題のページ数に足りないなら、もう一文引用してやってください。
あっという間に、感想文の宿題も終わってしまうことでしょう。

 

本全体の感想を書こうとするから、悩む羽目になるんです。
一部分だけ切り取って考えてみると、そんなに労力は要りません。
もちろん、宿題の読書感想文に限った話ではありません。
書評のブログ記事を書くときも、このフォーマットで書けば、他とは一味違う文章が書けるのではないでしょうか。